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2010年6月8日

高感度型示差走査熱量計「X-DSC7000」を発売

世界トップレベルの感度とベースライン安定性・再現性を実現

高感度型示差走査熱量計 X-DSC7000
高感度型示差走査熱量計


    セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉県千葉市)の100%出資子会社で計測分析装置の製造販売を行っているエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:北野進、本社:千葉県千葉市)は、ベースライン※1の安定性・再現性に優れた世界トップレベル※2の高感度型示差走査熱量計「X-DSC7000」を本日6月8日に発売します。

  代表的な熱分析装置※3である示差走査熱量計(DSC: Differential Scanning Calorimeter)は、融解、ガラス転移、結晶化、硬化反応から比熱容量、純度測定※4までのさまざまな分析が可能な装置で、高分子有機材料、無機材料、医薬品、食品などの熱物性評価に幅広く利用されています。近年、ブレンドポリマーなど機能性高分子材料の開発や生産技術等の進歩により、100µg以下の微量サンプル測定や、微小な転移特性の違いを評価できる高感度で再現性に優れた示差走査熱量計が望まれてきました。

  今回発売する高感度型示差走査熱量計「X-DSC7000」は、「新型センサー」と「新型炉体」を搭載しています。新型センサーは、熱電対の多重化により、センサー感度が3倍アップ(当社比)しており、新型炉体は、三層断熱壁と最適化された加熱・冷却構造により、ベースラインの変動を極力抑えることができます。X-DSC7000は、センサー特性や各種測定条件など複雑なパラメータによるベースライン補正処理や信号フィルター処理などを行うことなく、DSC感度0.1µW以下(RMSノイズ0.05µW以下)、ベースライン再現性±5µWと、世界トップレベルの性能を実現しました。

  SIIナノテクは、国内熱分析装置のトップメーカーとして、多くのお客様にご利用頂いております。従来好評のEXSTAR7000シリーズに最上位モデルX-DSC7000が加わり、熱分析装置のラインナップも充実。今後、エネルギー分野に代表される最先端材料や医薬品・食品などの分野に積極的に販売を進めてまいります。


【X-DSC7000の主な特徴】

1. 高感度と優れたベースライン安定性・再現性
新型センサーは、熱電対を多重化にすることで、感度を従来に比べ3倍向上(当社比)しており、新型炉体は、低熱容量の金属製三層断熱壁を採用することで、ベースライン変動の影響を大幅に低減しました。これにより、DSC感度0.1µW以下(RMSノイズ0.05µW以下)とベースライン再現性±5µWを実現し、より信頼性の高い分析評価が行えます。

2. 向上した温度追従性
新型炉体により、電気冷却ユニット使用時の温度範囲を-80〜500℃に拡大、降温追従性は、10℃/minで-50℃まで追従可能になりました。液化窒素を使用した全自動ガス冷却ユニットとの組み合わせでは、冷却効率が向上、液化窒素の消費量を低減できます。

3. 簡便な冷却ユニット交換
温度範囲・測定目的に合わせて、全自動ガス冷却ユニットと電気冷却ユニットをお客様でも簡単に交換装着することが可能です。

4. 優れた拡張性とオプションラインナップ
オートサンプラを簡単に装着することが可能で、内蔵するマスフローコントローラと相まって、信頼性の高いルーチン測定ができます。また、光照射装置を付属することで光化学反応熱測定にも対応、試料観察オプションを付属することも可能です。


【主な仕様】
熱流計測方式: 熱流束型
温度範囲: -150〜725℃
測定範囲: ±100mW
RMSノイズ/感度: 0.05µW / 0.1µW
プログラム速度: 0.01〜100℃/min


【価格】  690万円〜(税別)

【販売目標】  初年度  100式

【注記】
※1 ベースライン: DSCの基準となる出力信号
※2 当社調べ  
※3 熱分析装置: 物質を一定温度で変化させながら物性的性質の温度依存性を測定する装置の総称
※4 融解 : 固体が液体に変化する事
  ガラス転移: 非晶質固体材料がガラス状態からゴム状態に変化する事
  結晶化: 液体または、非晶質状態が結晶構造に変化する事
  硬化反応: 熱を加えたり、光を照射する事で硬くなる反応
  比熱容量: 物質を単位温度(1度)上げるのに必要な熱量


以上

本件に関するお問合せ

【マスコミ】   
セイコーインスツル株式会社
総合企画本部 秘書広報部  
TEL:043-211-1185

【お客様】
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
分析営業部 営業一課
TEL:03-6280-0077


>> X-DSC7000の詳細情報はこちらからご覧ください。


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