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2006年6月27日

高感度蛍光X線分析装置「SEA1200VX エレメントモニタ」を発売

1台でRoHS/ELV対応のスクリーニングから高度な分析までをカバー

エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:船本宏幸、本社:東京都中央区新富2-15-5 RBM築地ビル、TEL:03-6280-0070)は、新規開発のX線検出器搭載により、さらなる感度・分解能の向上と、より広い分野での測定に対応した液化窒素不要のエネルギー分散型の高感度蛍光X線分析装置、「SEA1200VX エレメントモニタ」を7月3日より発売します。

欧州の電子・電気機器に関するWEEE&RoHS指令や、廃自動車に関するELV指令に代表される有害物質規制の動きの中で、エネルギー分散型蛍光X線分析装置は、その非破壊性と測定の簡便さ、ならびに感度の良さにより、大幅に利用を増やしてきましたが、測定対象サンプルの組成の複雑化、微量な含有成分測定の必要性、また測定者層の広がりに伴い、装置に対する要求はより幅広く、より高度なものとなっています。

このたびSIIナノテクでは、さらなる感度・分解能の向上と、幅広い測定に対応するため、蛍光X線分析装置「SEA1200VX」を開発しました。「SEA1200VX」には、独自の開発で高感度・高分解能、さらに高計数率(多量のX線を計数できる)を実現した蛍光X線検出器「Vortex(ボルテックス)」を新たに搭載しています。これにより飛躍的な感度の向上を実現した「SEA1200VX」は、組成が複雑な試料に対する測定時間を大幅に短縮させることが可能となります。また、真空雰囲気下での測定が可能なため、軽元素の測定にも対応しており、金属、鉱物、ガラス、樹脂などさまざまな材料の成分分析を行うことができます。さらに、幅広い測定者を想定し、初心者向けのレシピ選択による測定から装置の性能を最大限に発揮する詳細設定モードまで、測定者に合わせた操作モードの選択ができるため、部材の受入検査から一般分析用途までの広い範囲でお使いいただけます。

累計6000台以上の蛍光X線装置の出荷実績を誇るSIIナノテクでは、高度な性能を実現した「SEA1200VX」の発売により、有害物質規制対応の充実はもとより、蛍光X線分析の活用領域をさらに広げていきます。

 

【SEA1200VXの主な特長】

1. 高分解能
従来の液化窒素を必要とする装置をしのぐ高い分解能を有しており、真空雰囲気下での測定も可能なため、金属、鉱物、ガラス、樹脂など、多種多様な材料の定性、定量分析が可能です。分析専門部署での分析用途としても、また開発部門での材料解析や品質管理・検査測定用としても最適なパフォーマンスを実現します。

2. 高感度
新規開発の高計数率検出器「Vortex」とフィルタ効果等により、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂や金属などの測定における高感度分析を可能とし、検出下限を従来の2倍から5倍程度にまで向上させました(当社液化窒素を必要とするタイプとの比較)。 また、この「Vortex」検出器は従来比50倍以上の強度のX線を検出できるため、測定濃度の精度(ばらつき)を管理しながら最適な時間で測定を行う精度管理型測定とのコンビネーションにより、大幅な測定時間の短縮が可能となります。例えば、RoHS指令で規制対象となっているPVC樹脂中の鉛(Pb)はその測定時間を従来機の30分の1に、金属中のPb、カドミウム(Cd)については10分の1に短縮することができます。

3. 液化窒素不要検出器
液化窒素不要の検出器が装備されており、面倒な液体窒素の補給は不要です。また立ち上がり時間が数分と早いため、迅速で信頼性の高い測定が可能です。

4. 軽元素分析対応
真空雰囲気下での測定が可能のため、Na〜Uまで元素を対象とした測定が可能です。非鉄金属、鉱物、ガラス、セラミックス、樹脂、塗料、土壌、食品などを対象とした測定においても、効力を発揮します。

5. 初心者から分析のプロにまで対応した操作性
分析初心者でも容易に使用可能なわかりやすさと、分析のプロのニーズを満たす設定の自由度を両立させました。RoHS指令対象の有害金属を測定する場合には、レシピを選択しての簡単操作で、必要な信頼性を確保しつつ、最短時間で測定を行うことが可能です。さらに、測定したデータは自動的に所定のフォルダーに保存され、いつでも詳細な報告書を出力することができます。一方、分析のプロに合わせてモードを切換えることで、試料に応じた測定条件や検出器の設定を自在に行うことができます。これにより、従来のエネルギー分散型蛍光X線分析装置では対応できなかった領域の分析が可能となりました。


主な仕様】
X線発生部: 50kV、1mA 空冷式
1次フィルタ: 5モード自動切換え
ビームサイズ: φ1mm、φ8mm 自動切換え
X線検出部: Vortex半導体検出器(液化窒素不要)
試料室: 430(W)mm×320(D)mm×200(H)mm
サンプルチェンジャ: 12ポジション自動測定(オプション)


【予定価格】

   1,000万円 (消費税別、オプションにより異なります)

【販売目標台数】
   初年度300台

【発売日】
   7月3日

SEA1200VX
高感度蛍光X線分析装置「SEA1200VX」 装置外観

以 上



本件に関する問合せ

【マスコミ】
 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
 広報グループ    TEL: 03-6280-0061

【お客様】
 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
 営業二部     TEL: 06-6871-8453

 

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